ねこいぬ旅日記

今共に生きている犬猫達、あの世へ還った子達の人生の旅の日記

あの世へ還った猫たち⑥ ~もも ①~

ももの話は悲しい。

 

ももと出会ったのは

2011年4月。

 

ももは私の団地に

突如現れました。

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いつも野良猫がいたら声をかける私。

 

ある日見慣れない三毛猫が

道路の溝にいました。

「おはよ~見慣れない子だね~キレイだね~」

なんて、声をかけたと思います。

 

で、気付いたらその猫が後ろから家まで

ついてきていました。

 

時は2011年。

我が家のじむが発作的に発狂している時期。

 

猫は玄関先までついてきてしまいました。

 

何もこんな時に・・・

じむは玄関に来ていました。

玄関の内と外からじむとその猫は

鉢合わせてしまいました。

じむ・・・大発狂・・・

 

心が痛みましたが

玄関のドアをピシャリ

と閉めてしまいました。

 

 

その猫はどこかへ行くこともなく

この団地に住みつきました。

私は勝手にその子をももと名付け

会えば声をかけ、なでました。

 

人懐っこいもも。

迷い猫かも、

とネットで検索したり

新聞をみたりしてみましたが

結局分からずじまい・・・

 

 

その後

嬉しいことに

近くのアパートの方が

ご飯をあげてくれていました。

窓からその様子が見れたので

私はいつもそっと様子をうかがってましたよ。

 

中には入れてもらえなかったようですが

もも、いつもアパートの周りにいました。

アパートの方がごみ出しに出ると

ももも付いて行ってました。

 

中学生や小学生、みんなに

触ってもらって

可愛がられていました。

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でも

 

その2ヵ月後

アパートの方は引越し・・・

 

もも、置いて行かれました。

 

涙がでました。

ももはアパートの前に

佇んでいましたよ。

 

もし前の飼い主さんに捨てられたのなら

ももは2回捨てられたことになる。

 

私はももが玄関先まで来た時

玄関をピシャリと

閉めてしまった。

あの時も、ももは

傷ついたかもしれない。

 

 

主人とあまりにもかわいそう・・・と。

 

我が家はじむが発狂中。

外飼いになるけど飼おうか

なんて話していました。

 

が、また現れましたよ。

 

救世主。

 

 

そう、私の母。

 

ずっと事の成り行きを

知っていたのですが

ももを飼ってくれる、

と言ってくれました。

実家には前回出た

ホーとジャー、すでに2匹います。

ももの毛玉ボールを作って

臭いを嗅がせたりしましたよ。

 

 

ももを病院へ連れて行くため

アパートへ行くと

アパートの他の住人の方がももを

抱っこしてくれていました。

 

「置いて行かれて、この子

落ち込んでるんです」と。

優しくなでてくれていました。

 

その時にわかったのですが

ももにご飯をあげていたアパートの方は

ももを引越し先へ

連れて行こうとしてくれたそう。

段ボールに入れようとしたけれど

ものすごい大暴れで

無理だったそうです。

 

ももをもらい

そのまま、病院へ連れて行きました。

エイズ白血病もありませんでした。

歳は推定5,6才。

避妊手術はすでにされていました。

 

やっぱり

元飼い猫だったんだね。

 

 

実はもも、病院へ行く

キャリーの中で大暴れしました。

あんなに大暴れした子、はじめて。

アパートの方が段ボールに入れたら

大暴れした、というのも納得。

 

もしかして・・・

この団地に住みつく前、

ももは病院かどこかへ連れて行く際

大暴れして、飼い主さんの側から

逃げてしまったのでは?

 

・・・と思いたい私です。

 

 ~もも②~に続きます