ねこいぬ旅日記

今共に生きている犬猫達、あの世へ還った子達の人生の旅の日記

ハナの帰幽

実家の猫ハナがあの世へ還りました。

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元気なころのハナ

 

 

 

長文になります。

 

 

以前話しましたが

1月中旬から食欲不振。

2月に病院へ行くと

腎臓の数値がかなり悪くなっていました。

 

点滴をしても食欲もです

胸水が出たため点滴を中止。

通院をやめることにしたのです。

 

それでも

ハナは約1ヶ月半頑張ってくれました。

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今まで何度も復活をみせてくれたハナ。

母はせっせとスプーンで

ペーストご飯を食べさせました。

 

けれどハナの食事量は

日に日に少なくなっていきました。

 

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最初は2階のハナの部屋で

看病していましたが

1階のリビングも落ち着くようで

家中を自由に動き回れるようにしました。

 

 

外も大好きで

お外で日光浴。

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外の空気はやっぱりいいね!ハナ。

もちろん目は離しませんでしたよ。

 

 

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ハナは甘える時すぐにおしりをあげます。

 

これがハナの甘え方。f:id:nekoinumanma:20200302130800j:plain

良く面倒をみてくれた

ハナが大好きな姪っ子に触ってもらって

ブンブンしっぽを振って喜んでいますよ。

 

 

 

けれど

だんだんご飯を嫌がるように・・・

 

母がご飯ののったスプーンをのぞけると

そっぽを向くようになりました。

 

母とは

ハナがスプーンから

食べなくなったら

もうあげるのはやめようね

と話していたのですが・・・

 

どうやらスポイトであげていたそうで。

ハナ、嘔吐したそうです。

むごいことをしたと

もうやらないとその時から

母は強制給餌をやめました。

 

私も亡きチャイにやってしまったので

気持ちわかります。。。

 

全く食べない子を前に

ただただ見ているだけなのは辛い・・・

 

けれど辛いのは当人なんですよね。

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ご飯を全く食べなくなって3日目。

 

実は 

ハナ、外へ脱走してしまいました。

もうかなりヨレヨレだったので

母も油断していたのです。

 

その時の母の無念さ。

母は家の周りを探しました。

また自分をものすごく責めました。

 

ハナは自分の意志で出て行った

死に目を見せたくなかったのかも

なんて母と話していたんですが・・・

 

夜中にひょっこり帰って来たそう。

 

が、

その翌日も母が目を覚ますと

ハナはいませんでした。

玄関には鍵をかけていたのですが

どこを探してもハナは居らず・・・

 

その日は私も実家に行って

一緒にハナを探しましたが居らず・・・

 

もし帰って来なかったら 

 一匹で逝きたかったんだ、と思おう

と母と話していました。

 

でも、ふと気づいたら

廊下にハナが佇んでいました。

 

ハナ、帰ってきてくれました。

 

 

ただ

かなり具合が悪そうでした。

 

すぐに2階のハナ部屋へ。

 

口からはよだれと膿が。

お水が飲みたいけれど飲めない・・・

 

スポイトでお水をあげると

ゴクゴク飲んでくれました。

 

さすると

弱った体でもまだ

おしりをあげてくれました。

 

 

 

 

今までも苦しかったかもしれませんが 

この夜からハナ

苦しみました。

 

 

 

夜になってひどい嘔吐が始まり

そのうちそこに血が混じり始めました。

 

身の置き場がなかったのか

吐血しながら

夜中じゅう

ずっと部屋を徘徊したそう。

 

普段ほとんど鳴かないハナが

クークーと小さな声で

鳴いていました。

相当苦しかったんだと思います。

 

母は朝になっても

まだ逝けないハナを眠らせてほしいと

かかりつけの獣医さんの所へ

連れて行きました。

私も一緒に行きましたよ。

 

ここではそんな処置はしていない、と

少しの点滴に止血剤と吐き止めの

注射をしてくれました。

 

獣医さんは

腎臓病は苦しむ子が多いんです。

吐くことで臓器の粘膜が傷つき吐血することもある。

特にこの子は白血病を持っているので

粘膜が弱いのでしょう。

とおっしゃいました。

 

病院から帰ってきてから

ハナをケージにいれました。

もう動く元気もなかったと思いますけど。

 

ケージの中で

時々体勢を変えながら

しんどそうにしているハナ。

 

寝れないようで 

目は開いたまま・・・

 

夜中よりは血は落ち着いていましたが

ポタ・・・と血も

口から出ていました。

吐き気は治まっていましたよ。

 

 

私が帰ったその夜から

痙攣が始まりました。 

 

腎臓病の最期は

痙攣がひどいと

ネットでも調べていたので

母にも痙攣が来るかもしれないから

覚悟しておいた方がいいよ

とは言っていたのですが

 

やはり、

見ていられないほど酷かったようです。

 

また 

少しの音でも

物凄く敏感で

音がする度ビクっとしていたそう。

 

夜も何度か痙攣。

その度苦しそうにもがくハナ。

 

 

翌日も朝から何回か痙攣。

 

ただ痙攣の後の顔が楽そうで

もしかしてこのまま

まだ生きるのかも

と母は思ったそうです。

 

 

 

その日のお昼 

 

小さな痙攣が2回ほど来て

そのままス~と息を引き取ったそうです。

 

5歳でした。

 

 

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ハナ、よく頑張ったね。

苦しかったね。

 

でも

もう苦しくないし

歩けるし、走れるし、自由になったよ。

 

 

 

 

私はハナの死に目には会えませんでしたが

母からその知らせを受けたとき

もちろん悲しみもありましたが

やっとやっとハナが苦しみから解放され

やっと楽になったね、還れたね、と

本当に心から心からホッとしました。

 

 

 

腎臓病は最期は壮絶だといいます。

 

以前~あの世に還った猫たち~

で登場したプーとホー。

2匹も腎臓病で亡くなりました。

2匹ともやはり苦しみました。

 

ハナも本当に苦しみました。

 

治療に正解はないといいますが

苦しむハナを見て

これでよかったのか

間違いはなかったのか

考えました。

 

でも、ハナの場合は

点滴もできない。

した後も楽にならない。

実は点滴中もずっとゴソゴソ

嫌がっていたそうで。

 

通院はやはり続けなくてよかった

と母と話しています。

 

 

また死ぬ3日前までは

吐き気もなく

おしっこも異常はなくトイレでして

3日おきに艶々のうんこもしていました。

 

苦しかったかもしれませんが

それでもその3日前までは

わりかし穏やかに

過ごせたんじゃないかと思っています。

 

 

ちなみに

死ぬ直前は2階で過ごしたハナ。

母は夜もハナのいる2階で寝ていたのですが

夜中にハナが母の顔に顔を擦り付けにきたそう。

よしよし、と母はハナを抱きしめました。

 

そのすぐ後に吐血と徘徊が始まりました。

 

ハナが最後の最後に

母にお別れを告げに来たのではないかと

話しています。

 

 

 

今は大好きなジャーが

迎えに来てくれて

一緒にいるかもしれないよ。

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ハナ、はーちゃん

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よく頑張ったね

本当にお疲れ様。

 

ありがとうね。