ハナ
実家の猫ハナ
ハナがあの世へ還りました。
ハナの闘病から
そしてあの世へ還ってから
ずっとハナのことを
考えています。
ハナのことを
書きたいと思います。
ハナが我が家の勝手口に
ちょこなんと座って家の中を
覗いていたのは約5年前。
たったの5年前。
我が家の猫達に
窓の外から愛嬌を
振りまいていましたが
私が外に出ると
一目散に逃げていきました。
その後ろ姿が
今でも忘れられません。
母が飼ってくれることになり
ハナを保護したのですが
その時
ハナはフーシャーと怒り
私の手を噛みました。
保護したての頃は
フーシャーとよく怒っていました。
母は懐くようになるのか
心配をしていましたよ。
徐々に徐々に
ハナは心を許してくれました。
20日くらいかかりました。
それ以降
母も私もハナが
フーシャーと怒ったところを
見たことがありません。
もちろん
私たちに牙をむくことも
爪をたてることも
ありませんでした。
それ以降は
なんていうか
私たちに対して全幅の信頼を寄せている
そんな感じでした。
鳴くこともほとんどなかったハナ。
ハナ~
と声をかけると
気分によっては「クルル」
そんな感じで鳴いて
頭を擦り付けるようにやってきていました。
抱っこは嫌いでしたが
さわってもらうのが大好きで
すぐにお尻をあげていましたよ。
闘病中もよくおしりをあげてくれたね。
今は亡き同居猫のジャーとも仲良しでした。
そして
その後来た
同居犬のリクにも
我が家のびーにも
姉の家のまるこにもじっちゃんにも
一度も威嚇もせず
受け入れてくれました。
本当に本当に気のいい子でした。
おおらかな子でした。
我慢していることも
きっとあっただろうけど・・・
短い命も知っていたのでしょうか。
ハナはいつも静かで
すべてのことを達観している
そんな感じだったね
と、母と話しています。
いつも冷蔵庫の上にいて
上から静かに皆を見ていた?ハナ
もうそこにハナの姿は
ありません。
2階の部屋の
キャットタワーのハンモックから
お外を見るのが好きだったハナ
ハナのいない
2階のキャットタワーをみると
胸が詰まります。
ハナ
寂しいよ・・・
母も私も
もしかして
こうしていれば
ああしていれば
ハナはもっと生きていたかも
と考えてしまいます。
けれど
大好きだったジャーを
追うように
ハナは逝ってしまいました。
もうきっと
還る時期だったんだよね。
ハナは短命かもしれない
思いたくはありませんでしたが
みんなその思いが頭の片隅に
あったと思います。
そう思っていた分
ハナは私達から濃い濃い愛を受け取って
あの世へ還ってくれたんじゃないか
と私は思っています。
ハナ
ありがとうね。