野良猫 はっちゃん

野良猫にご飯を

あげていた時期があります。

私が勝手に名づけた 

八割れのはっちゃん。

現在実家にいるキジトラ猫のハナ

私ははっちゃんが

ハナのお母さんではないかと

思っています。

はっちゃんとの出会いは

約6,7年前。

その頃は全くご飯なんて

あげてなく

見かけたら声をかける程度。

恐らく団地のどこかで

野良猫にご飯をあげていた方が

いらっしゃったようで

はっちゃんも含め

団地の野良猫は皆

フクフクしていました。

はっちゃんとの距離が

縮んだのは

2014年くらい。

2014年は

我が家の猫達のご飯を

手作り食に切り替えた年。

以前話しましたが

当初、我が家では

手作り食反対運動がおこっていました。

で

日によってご飯が余ることも。

毎日ではないですが

残った手作り食を

家の周りの側溝に

そっと置いたりしていました。

で、

このご飯の出所に

気づいたのがはっちゃん。

でも、

はっちゃんも

よそでご飯をもらっていたようだし

我が家も毎日はもらえない

と知っていたからか

そのうち来なくなりました。

団地でたまに見かける程度。

それが2017年3月位から

またひょっこり

顔を出すようになりました。

我が家にはたくさんの

猫がいたからか

はっちゃんは我が家の敷地には

入ってこず

私が勝手口を開けると

すぐに目に入る

向かいの家の駐車場にいました。

毎日声をかけると

そのうち

「にゃ～」と答えるように。

で

置きエサは絶対せず

はっちゃんが来た時だけ

ご飯をあげることにしました。

2017年10月くらいから

毎日来るように。

毎日ご飯をあげましたよ。

けれど、はっちゃんは

根っからの野良。

近くに行くと逃げていたし

ご飯も私がいる間は

絶対食べませんでした。

でもご飯をあげるからには

我が家の外猫にしよう！

と、私も心に決めました。

子供が出来たら

責任を持つし

いつか捕獲出来たら

避妊をしようと思っていました。

12月に入ると

寒い日が続きました。

はっちゃんは

隣の家で日向ぼっこ。

夜も寒い中

ご飯を待っていました。

これは寒かろう

と我が家の駐車場の

１畳位の大きさの自転車入れに

猫が入れる隙間を作り

中に発泡スチロールの箱を置き

毛布を入れました。

ご飯も我が家の駐車場であげるように。

はっちゃん、

自転車入れの中でご飯を食べ

発泡スチロールの中で

寝ていたようでした。

一安心。

だったのですが・・・

野良世界

厳しいんでしょう。

ある日違う猫が入っていたのです。

一悶着あったのか

その日を境に、はっちゃんは

ぱったり我が家に来なくなりました。

季節は寒い寒い1月。

心配でした。

2月に入って

久しぶりに顔を見せてくれて

「にゃ～」と一言。

ご飯をあげましたが

はっちゃんは

食べずにどこかへ

行ってしまいました。

次来た時も

はっちゃんはご飯を食べず。

少し痩せていたようでした。

3回目の時

はっちゃんのすぐ近くに

昔からよく見かけていた

”ボス” (私が勝手に命名)

が来ていました。

恐らくはっちゃんが

連れてきたのでしょう。

ご飯はそのボスが平らげ

はっちゃんは一口も

食べなかったようです。

はっちゃんの姿はそれ以降

みていません。

痩せていたし

もしかして

あの世へ還ったのかもしれません。

現在実家にいる猫ハナ。

ハナは白血病キャリア。

はっちゃんがハナのお母さんならば

もしかして白血病発症で死んだ

とも考えられる・・・

去年の2月に

最後3回ほど

姿を見せてくれたはっちゃん。

お別れのあいさつに

来てくれたのでしょうか・・・

それともまたひょっこり

姿を見せてくれるかな。

そう思いたい私です。